OBSの基本設定項目 | ||
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録画方法 | ソースの追加 | |
キャプチャの解説 | ▶ 音声マルチトラック化 |
映像と自分の音声を別々にするメリット
ゲーム音と自身の声のバランスがとりやすい
録画の際、ゲーム音とマイク音(自分の声)を別々のファイルとして保存できる。分けて保存すると編集の際にバランスが取りやすく、どちらか一方の音が大きすぎるなどの問題が起きた時に調整しやすい。
自分の音声を加工できる
マイク音を別に保存すると、自身の声のみにエフェクトをかけられる。場面に応じてエコーをかけるなど、より動画に個性を出すことが可能だ。
編集の手間が増える点はデメリット
最終的には別々保存がおすすめだが、編集の手間はよりかかってしまう点に注意したい。初めはまとめ撮りにして、編集に慣れてきたらマルチトラックにチャレンジしてみよう。
ゲーム音とマイク音を分ける方法
基本的な録画設定をする
基本的な録画設定は、通常の録画と変わらない。詳しくは下記ページを参照に設定しよう。
基本的な録画設定解説はこちら
マルチトラックにする
◆ゲーム音と音声を分ける
ゲーム音とマイク音を別々に保存するには、マルチトラック化する必要がある。少しややこしいので手順通りに行おう。
◆出力モードで詳細設定する
OBSのトップの設定画面より詳細設定を行える。画面右下の「設定」→「出力」→「出力モード」→「詳細」→「録画」の順に選択していこう。
◆音声トラックを2つチェックを入れる
次に「録画フォーマット」→「mp4」を選択し、音声トラックの1と2にチェックを入れOKを押す。
各トラックに入れる音声を設定する
OBSトップのミキサーから、「歯車アイコン」→「オーディオの詳細プロパティ」を選択する。
◆トラックのチェックを別々にする
オーディオの詳細プロパティを開くと、画面右側にチェックボタンがある。デスクトップ音声はトラック1のみ、マイク音声はトラック2のみにチェックを入れよう。
音声を抽出する方法
AviUtlでは音声分離できない
AviUtlは仕様上、マルチトラック化するだけでは音声の編集ができない。そのため、映像と音声を分離するソフトを使う必要がある。編集する前にダウンロードしておこう。
音声抽出ソフトを使おう
◆音声抽出 for FFmpegをダウンロード
下記サイトより、音声抽出 for FFmpegをダウンロードしよう。サイト中央付近の「ダウンロード」よりダウンロード可能だ。
ダウンロードサイト(外部サイト)はこちら
◆ffmpeg.exeをダウンロード
次のソフトに必要な「ffmpeg.exe」をダウンロードしよう。「Architecture」→「Windouws 64-bitか32-bit」→「Download Build」を選択すれば、ダウンロード可能だ。
ffmpeg.exe(外部サイト)はこちら
◆ffmpeg.exeを移動
ダウンロードが終わったら、「ffmpeg.exe」にあるファイルを切り取り、「音声抽出 for FFmpeg」のフォルダ内に貼りつけておこう。
音声抽出 for FFmpegの使い方
◆音声トラック数などを設定
「音声抽出 for FFmpeg」を開き、音声トラック数などの設定を行おう。
◆ffmpeg.exeの場所を指定
音声トラックなどの設定が終わったら、次はffmpeg.exeの場所を指定する必要がある。「音声抽出 for FFmpeg」→「bin」→「ffmpeg」の順に選択していこう。
◆保存先を決める
最後に保存先を決めれば設定完了となる。場所はどこでも問題ないが、デスクトップなどの自身がわかりやすい場所に保存先を選ぼう。
◆抽出&変換
マルチトラック化した動画をドラッグ&ドロップすれば音声分離が行われる。ただし、マルチトラック化した動画でなければ意味がないので注意しよう。
録画してテストする
設定が終わったら、最後に10秒程度テスト録画してみよう。上手く別々に保存が出来ていれば、マルチトラック音声の分離完了となる。
OBSの録画関連ページ
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ミキサーで選択する歯車アイコンは、デスクトップ音声・マイクのどちらを選んでも問題ありません。