Astrid徹底解説！長所・短所・立ち回り紹介

Astrid ― スキルでシールドに無敵効果まで

Astridは大剣を振り回す女戦士で、ウォーリアー/タンクのポジションに属しています。Astridのタンキング能力は完全にパッシブスキルに依存しており、パッシブスキルは攻撃回数に応じてクールダウンが早まるので、攻撃的なプレイが必要なヒーローです。

他のディーラータンク型のヒーローと同じくダークスレイヤー側のソロラインに立つ場合が多いですが、Astrid自体のタンキングはそれほど優れていないので、Astridがいる場合は、ドラゴンライン側にToroやCrestのような堅いサポートが付くのが良いでしょう。

最終スキルのDire Blowをどのように活用するかがとても重要で、Dire BlowはAstridがダメージを多く受けた時にダメージ量がアップし、自分よりもHPの高い相手にダメージを与えると気絶効果まで与えます。範囲が広く、Dire Blowが多数の敵に命中する場合、戦闘で勝利する可能性が高くなります。

特徴とスキル構成

Bladed Guardian

AstridのパッシブスキルBladed Guardianは、HPが80％以下になると発動し、4秒間シールドを獲得します。基本クールタイムは24秒ですが、相手ヒーローやミニオン、モンスターを普通攻撃やスキルで攻撃するとクールタイムが減少するので、持続的に交戦するとかなり早くクールダウンが終わります。パッシブスキルが発動している間は周辺に魔法ダメージも与えるので、1対1の交戦時に相手からのダメージは減らし、自分の与えるダメージはアップしてダメージトレードで優位に立てます。

パッシブスキルが発動すると、Astridの周辺に盾のエフェクトが見えるので、Astridを相手するときはエフェクトの無い時を狙いましょう。逆にAstridはパッシブスキルが頻繁に発動するほど有利なので、交戦を続けて、相手とのダメージトレードを通して優勢を保ちましょう。

▲Bladed Guardian

Spin Slash

1番目のスキルSpin Slashは、周囲の一定範囲にダメージを与えます。敵に命中すると攻撃速度が上がるため、侵入と同時にSpin Slashを当てて、ダメージトレードで優位を占めなければなりません。攻撃速度アップは重複し最大25%まで適用されますが、持続時間が非常に短いので、Spin Slashのパッシブ効果を狙ってわざわざクールタイム減少アイテムを装備する必要はありません。

交戦が始まる際は大抵2番目のスキルのFearless Chargeで侵入しますが、侵入後すぐにSpin Slashを敵に当てて攻撃速度を上げた後、持続的に普通攻撃で敵にダメージを与えるのがAstridの基本ディールサイクルです。敵に攻撃とスキルを当てるたびにパッシブスキルのクールタイムが減少するので、自分が1人で相手が多数といった場合でない限り、積極的に戦いを挑みましょう。

▲Spin Slash

Fearless Charge

2番目のスキルFearless Chargeは、Astridの核心スキルで、指定した方向に突進する移動効果があります。スキル使用後の普通攻撃が変化し、追加ダメージを与え射程距離も長くなるので、Fearless Chargeの移動効果と合わせれば、長い距離を移動することができます。つまり、前列から後列のヒーローの位置まであっという間に侵入できるのです。

また敵の移動速度減少効果と物理防御減少効果もあるので、敵の追撃や脱出など様々な用途で活躍できます。パッシブスキルのように、Fearless Chargeも敵ヒーローに普通攻撃が命中するとクールタイムが減少するので、Astridはダメージトレードをより積極的に行う必要があります。

Fearless Chargeで切り込んだ後、Spin Slashで攻撃速度を上昇させ、Fearless Chargeとパッシブスキルのクールタイムを持続的に減らすプレイがAstridの核心となるプレイです。しかし跳躍距離が非常に長いため、無理に敵陣に乱入すると、移動制御スキルを食らって死んでしまう可能性があることを留意する必要があります。

▲Fearless Charge

Dire Blow

最終スキルDire Blowは、2秒間全てのダメージを無効化し、1.5秒間力を溜めた後、一定範囲の敵に莫大な物理ダメージを与えます。スキルの仕組みはMalochの1番目のスキルCleaveとほとんど同じですが、範囲がより広いため多くの敵に当てることができます。しかし1.5秒という溜め時間があり、その間は移動速度が遅くなるため避けやれやすいので、あからさまに使うのではなく、侵入後他の移動制御効果が入った時に発動するのが良いでしょう。

Dire Blowは無敵効果に加えてAstridのHPが減少する度にダメージ量が上昇し、自分よりもHPの高い敵に命中すると気絶効果まで適用されます。従って敵陣に侵入して火力がAstridに集中した瞬間が、発動する最高のチャンスです。スキルの基本ダメージ量がかなり高く、防御アイテムを着用していてもなかなかのダメージを与えられます。

Dire Blowで指定した範囲にダメージを与え、気絶にも成功した場合、大規模戦闘で勝利する可能性が高いです。なるべく多くの敵に当てられるよう、乱戦の中で使うよう心掛ける必要があります。

▲Dire Blow

立ち回り

Astridはウォーリアー/タンクのポジションです。タンクのヒーローではありますが、これといったダメージ減少効果や回復効果無しに、最終スキルの短い無敵時間とパッシブスキルだけでタンキングをする必要があるので、無理に敵陣に乱入すると死んでしまいます。戦闘が始まったらFearless Chargeを使って敵の後列ディーラーに飛び掛かり、後列ディーラーに攻撃されてAstridのHPが減った時は、Dire Blowで相手を固めるというプレイが重要です。

敵の本陣に乱入しなければならない近接ヒーローの特性上、Astridも攻撃アイテムよりは防御アイテムを中心にセッティングすることをおすすめします。ライン戦の時点でも、パッシブ効果のおかげで大半のヒーローを相手にできますが、Lu BuとTaaraは相手しない方が良いでしょう。Lu Buの場合、最終スキルConquerorのHP吸収効果のためダメージトレードで不利に陥りやすく、TaaraもまたSteeled Focusの回復効果をAstridのダメージディーリングで上回るのは難しいでしょう。

Astridの攻撃サイクルは単純な方だと言えます。Fearless Chargeで侵入後Spin Slashで攻撃速度を上げ、普通攻撃を繰り返すというサイクルです。相手とダメージトレードを続け互いにHPが少なくなったら、Dire Blowで無敵になりながら莫大なダメージを与えることもできます。ただしDire Blowは発動時間が長いため注意が必要です。

ライン戦の段階で優位を占めたり対等な状況になったら、根気強くラインを押して相手を圧迫しましょう。Astridはそれほど機動力が優れたヒーローではないので、あいまいにローミングに出るのは良くありません。ミニマップを常に確認し、よほどの状況でなければライン圧迫に力を注ぎましょう。

相手の2番目のタワーまで押し上げたら本格的に交戦に臨みますが、既に述べたように、無理に飛び込むよりは味方との連携が重要です。ほとんどのディーラータンク型のヒーローがそうであるように、移動制御スキルを食らうとAstridの生存が難しくなるので、相手の移動制御スキルをチェックすることも重要です。

大規模戦闘が起こりそうなら、Fearless Chargeで相手の後列ディーラーに張り付くのが重要です。マークスマンやメイジのヒーローは突進してくるAstridを見ると、ターゲットを変えざるを得ません。ある程度ダメージを受けたらすぐにDire Blowで無敵になって広範囲に移動制御をかけましょう。範囲が相当広いので、3人以上に当てられる可能性が高いです。

もしAstridが2~3人をDire Blowで固めてやれば、相手とレベル差がよほど大きく開いていない限り、戦闘で勝利する可能性が高いです。特にFrost Capeを装備していれば、Dire Blowで気絶させた後の普通攻撃に減速効果が適用されるので、相手を封じるのがもっと容易になります。

相手がAstridをフリーにする場合、タワー破壊でラインを押し上げていくのも1つの方法です。Fearless Chargeはスキル自体にダメージはありませんが、次の普通攻撃に追加ダメージが適用されるため、タワーにも大きなダメージを与えることができます。Astridを抑えるために多数の敵が襲ってくるなら、Fearless Chargeで脱出し、危険ならDire Blowで時間を稼ぐことができます。その間に味方はモンスターを倒したりラインを押し上げて、ゲームを有利に進めることができます。

装備は防御アイテムを中心にセッティングし、普通攻撃に追加ダメージを与えることのできるアイテムと組み合わせるのが良いでしょう。代表的なものに、Frost Capeがあります。もし相手とレベル差を大きく開けて、より攻撃中心のプレイがしたいのなら、
Rankbreakerもおすすめです。