The Joker徹底解説！長所・短所・立ち回り紹介

The Joker ― 相手の意表を突く遠距離スナイパー

DCコミックスの代表的な悪役The Jokerは、物理の遠距離攻撃を活かしたマークスマンで、パッシブスキルのEnhanced BulletsとHorror Gift Packのスキルを使うとかなりの遠距離から攻撃できる。スキル連携を基盤に、瞬間的に強力な攻撃を与えることができ、逃げてタワーの射程範囲内に入った敵を、遠距離からHorror Gift Packで倒すプレイも可能だ。

ただし最大HPと防御能力がとても低く、アイテムセッティングも攻撃を伸ばすための構成が主にとられるため、単体で行動したり敵に集中攻撃を受けると、生き残るのは難しい。これを補うためにタレントをFlickerやHealにすることが多いが、それでも敵から逃げるのは簡単ではない。要するに、プレイヤーの熟練度、コントロール力が高いほど強いヒーローなのだ。The Jokerのステータスのコントロール難易度の欄が、これを物語っている。

特徴とスキル構成

Enhanced Bullets

The Jokerのパッシブスキル、Enhanced BulletsはThe Jokerの普通攻撃に適用されるスキルで、戦闘から離脱後一定時間が経過すれば溜まるタイプだ。敵を攻撃せず、かつ攻撃されていない状態で約5秒たつと溜まり、それから普通攻撃を行うと、Enhanced Bulletsが適用された攻撃ができる。

Enhanced Bulletsが適用されていると、タレントアイコンの上部にマークが出るので容易に確認できる。Enhanced Bulletsが適用されると普通攻撃の射程距離が伸び、強力な物理ダメージを与え、当てた敵の移動速度を減少させる。Enhanced Bulletsの効果は1回のみ適用される。

Horror Gift Pack

Horror Gift Packは、一直線にロケットを発射して直線上の敵に物理ダメージを与えるが、連続で敵に命中する度にダメージは10％ずつ減少し、最小で60%まで減少する。スキル説明欄には無いが、方向を指定してスキルを発動してから、実際にロケットが発射されるまでには若干のディレイがある。さらに敵は常に動いているため、当てるのはそれほど簡単ではない。

▲Horror Gift Pack

Deceptive Magic

Deceptive Magicは脱出用のスキルだ。自分の状態異常を解除し、移動速度がアップし、物理ダメージに対して2秒間免疫が付く。HPをはじめとするタンキング能力が極めて低いThe Jokerが生き残るためのスキルで、活用次第で生存が大きく左右されるスキルだ。

▲Deceptive Magic

Lethal Laughing Gas

Lethal Laughing Gasは、ターゲットを指定して攻撃するタイプのスキルだ。敵に強力なダメージを与え、Enhanced Bulletsに減速効果を与える。スキルを使うとターゲットに素早く接近して攻撃し、再び元の位置に戻ってくる。またスキルを使う間は敵にターゲティングされないという効果もある。

▲Lethal Laughing Gas

それぞれの説明を見ると、スキル間の連携が重要だということが分かる。Horror Gift Packの場合、発動後ロケットが発射されるまでのディレイがあるので当てるのが難しいが、Enhanced Bulletsで移動速度を減らしておくと当てやすくなる。
また、Enhanced Bulletsが適用された普通攻撃とHorror Gift Packは射程距離が非常に長く、味方兵士やヒーローの後ろから、あるいは茂みに隠れて攻撃するのが得意だ。HPが少なくなった敵は、タワーの近くや自陣側へ逃げて回復や帰還を試みるが、Horror Gift Packを使えば逃げられても遠距離から倒すことができる。

立ち回り

The Jokerの立ち回りは、スキル連携を基盤とした遠距離攻撃がカギだ。射程距離が長いEnhanced BulletsとHorror Gift Packを活用して遠くから攻撃し、同時に動きも封じることができる。Enhanced Bulletsを素早く溜めるためには、「戦闘離脱」の条件を満たさなければならない。攻撃せず、また攻撃されない状態を作ってEnhanced Bulletsを溜めよう。

発動後ディレイのあるHorror Gift Packを使うときは、敵の動きを予測して撃つプレイが有効だ。もちろんEnhanced Bulletsを当てれば移動速度が下がってHorror Gift Packが当てやすくなるが。常にそのようなプレイができるとは限らないので、予測ショットを練習しておくと役に立つだろう。

Horror Gift Packを当てやすい状況は他にもあり、例えば味方を追撃してやって来る敵に攻撃するときだ。敵は最短距離になるよう一直線に味方を追いかけて来る場合が多いので、ここにHorror Gift Packを当てて、さらに強力な攻撃を与えて倒すことができる。

また、ダメージを受けてタワーの射程範囲内や茂みに逃げ込んだ敵を、狙い撃つこともできる。The Jokerに慣れていない敵は大体、遠距離攻撃に対する注意が浅く、一般的な遠距離攻撃の射程外で帰還や回復を試みることがある。こういう時は、長射程のHorror Gift PackやEnhanced Bulletsで相手を狙撃するチャンスだ。

The Jokerは範囲内の敵全員にダメージを与えるスキルが無いため、敵を爽快に一掃するようなプレイは無理だが、1人の敵を集中攻撃して素早く倒すフォーカシングに特化している。従って他の味方と連携して、状態異常や減速状態の敵を順に倒していくスタイルでプレイするのが良いだろう。

The Jokerはなるべく味方と一緒に行動するのが良い。HPが極めて低く、逃走スキルがあるとはいえ、状態異常に対する免疫効果はないため、そのような行動制限スキルには弱い。中盤・後半になってレベルが上がりアイテムが揃っていくと、単独行動中に、耐久性が高く行動制限スキルも備えたZainsやArthur、もしくはアサシンに倒されることも多い。だからこそなるべく味方と行動することをおすすめする。タレントも生存力を高めるためにFlickerやHealを使うことが多い。

生存のカギとなるDeceptive Magicの効果は物理ダメージへの免疫であって、魔法ダメージへの免疫ではないことも覚えておこう。Deceptive Magicを過信して無理に飛び込んだりすると、魔法攻撃であっけなくやられる可能性があるからだ。敵のダメージディーラーを狙撃するために突入したけど、Krixiの行動制限スキルで止められそのまま
魔法攻撃で倒される、そんなシナリオが実際に起こるのだ。

基本的には、先陣を切って敵を攻撃するようなプレイは控えたほうが良い。もちろんThe Jokerに熟練していて確実に仕留める自信があるなら、果敢に飛び込んで敵を仕留めたり、油断しがちな後方から狙撃するなどのプレイで敵の意表を突くことができる。

小規模な戦闘ではハプニングが起こる可能性もあるが、大規模な全面戦闘なら、攻撃を受けても十分生き残ることが
できるほどの距離を取ろう。敵がほかの味方を攻撃している間に遠距離から狙う戦法で、安定して強力な攻撃を与えることができる。自然に相手の注意を分散させ、攻撃にも耐えられるタンクとの相性が良い。

もし2人以上の敵に追撃されていて、もう生き残るのは無理だと思ったら、追って来ている敵の遠距離ダメージディーラーやサポーターをむしろ攻撃して一緒に死ぬのも1つの手だ。Lethal Laughing Gasを使うと敵からターゲッティングを受けなくなるので、その間強力なダメージを与えることができる。タンキング能力の高い敵を倒すのは難しいだろうが、HPの低い遠距離ダメージディーラーやサポーターなら十分仕留めることができる。