耐久値のメカニズム
フルのLv2ベストとボロのLv3ベストについて考える際に、まず防具の耐久値のメカニズムについて知っておく必要がある。
大事なのは、耐久値は防具が軽減したダメージ分だけ減るわけではないということだ。
例えばLv2のベストを着た状態でM416に撃たれると、本来受けるはずのダメージ41がベストで軽減され、25になる。
よってベストの耐久値はダメージを軽減した分の16減る・・・というのではなく、実際は本来受けるはずだった41ダメージ分減っているのだ。
つまり防具が先にダメージを受け、そのダメージから軽減率の分だけ減少した値をプレーヤーが受けていると考えるべきだろう。
Lv2ヘルメットは耐久値150 軽減率40%、Lv3ヘルメットは耐久値230、軽減率55%だ。
ここでLv2のヘルメットがヘッドショットを1発くらうと、耐久値は180減少して壊れ(150-180=-30)、プレーヤーは108(180×0.6)のダメージを受ける。
Lv3のヘルメットだと、耐久値は180減少するものの50残り(230-180=50)、プレーヤーは81(180×0.45)のダメージを受ける。
耐久値フルのLv2ベスト VS ボロのLv3ベスト
防具の耐久値はプレーヤーのHPとは別で減少すること、1だけでも残っていれば軽減を発揮できるということを覚えておけば、フルのLv2ベストと比較して、どこまでの耐久値のLv3ベストならより有利なのか見出すことができる。
Lv2ベストとLv3ベストの違いとしては、
- 7.62mm弾ARで4発キルか5発キルか
- 5.56mm弾ARとMini14で4発キルか6発キルか
- Kar98kで3発キルか4発キルか
といったものがある。
Lv3ベストで耐久値が177以上あれば、Mini14で6発キルだ。
ベストが受けるダメージ : 44+44+44+44+1+0=177(5発で壊れる)
プレイヤーが受けるダメージ : 19+19+19+19+19+45=95+45(6発でキル)
このように計算していくと、以下のような表になる。
Lv3の耐久値 | キルに必要な弾数 |
---|---|
177以上 | Mini14 : 6発 |
165以上 | 5.56弾 : 6発 |
145以上 | 7.62弾 : 5発 |
133以上 | Mini14 : 5発 / 7.62弾:4発 |
124以上 | 5.56弾 : 5発(4発目でHP:25) / Mini14:4発(3発目でHP:43) / 7.62弾:4発(3発目でHP:36) |
83以上 | 5.56弾:5発(4発目でHP:5) / Mini14:4発(3発目でHP:18) / 7.62弾:4発(3発目でHP:8) |
耐久値フルのLv2ベストの場合、5.56弾、Mini14、7.62弾、いずれも4発キルで、3発目のHPはそれぞれ25、22、13となる。
また参考に、Lv3、Lv2、Lv1のベストを着た状態で胴体にのみ被弾した場合、キルに要する総ダメージは以下のようになる。
ベスト | キルに要する総ダメージ |
---|---|
Lv3 | 222.2 |
Lv2 | 166.6 |
Lv1 | 142.8 |
まとめ
以上のことを踏まえると、連戦が続くような状況でなければ、
Lv3ベストの耐久値が124以上なら、Lv2ベストよりも有利だと考えていいだろう。
もし耐久値が167以上であれば、悩まずにLv3ベストを選ぶべきだ。
例えばLv3のベスト耐久値83で5.56mm弾のARに4発撃たれた場合、HPは5となり生き残るが、Lv2のベストだと耐久値フルでもデスしてしまう。
同じく耐久値83で7.62mm弾のARに3発撃たれた場合、Lv3だとHPは8に、Lv2だとHPは13となり、この場合HP上Lv2ベストのほうが有利となる。
したがって耐久値124という基準は、Lv3と言え得るクオリティを維持できる最低限の値ということだ。
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