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シオン
キャラクター | 会話内容 |
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マルス | 君は前に、王になりたくないと言ったよね。どうしてなんだ? |
シオン | そんなの、王が弱いからに決まってるだろ? いつだって、みんなに守られて、ひとりじゃ何もできないじゃん。 オレは強い騎士になって、この剣で、王やみんなを守ってやるんだ! |
マルス | 王はひとりじゃ何もできない、か・・・・・・。それはそのとおりだと、ぼくも思う。 でも、それは弱いということなのかな? 少し考えてみてほしい。 例えば君が味方を守るために戦う相手にも、家族や大事な人がいるよね。 そういう存在を守るために戦う人たちを戦場で斬ることは本当に正しいんだろうか? 相手を斬ることで誰かが悲しむと知っても、君は迷わず剣を振るうことができるかい? |
シオン | ・・・・・・できるよ! 戦場であれこれ考えてたら自分が守りたいものを守れなくなる。 姉さんとか、この国とか・・・・・・、大切なものを守りたいって気持ちさえあれば・・・・・・。 オレは、この剣を振るうことを迷ったりしない! |
マルス | そうだね。戦場で迷いなく剣を振るうには決して揺るがない強い気持ちが必要だ。 それは、何があっても守りたいと思う、大切な人たちとの絆、と言いかえてもいい。 そして、ひとりひとりが大切にしている絆を紡ぎ、支えているのが王なんだよ。 |
シオン | 絆を紡ぎ、支える・・・・・・? |
マルス | うん。王は人々の絆をひとつに束ね上げ、強固にすることで国を守っているんだ。 国を守りたいという、君たちの強い気持ちがぼくたちを集めたのと同じようにね。 ぼくたちが共に戦うことを選び、今ここにいるのは・・・・・・君の紡いだ絆の力なんだから。 |
シオン | ・・・・・・! それは・・・・・・。 |
マルス | 仲間たちの絆がひとつに束ねられたとき、その力は計り知れないものとなる。 それでも君は、王という存在を弱いものと決めつけるのかい? 力が弱くても、前線で戦わなくても、王は誰よりも多くの人たちを守っているんだ。 |
シオン | ・・・・・・それでもオレはみんなと共に戦いたい。王にはオレより姉さんのほうが向いてるよ。 |
マルス | ははは、すまない。ぼくは君に王になれと言ってるわけじゃないよ。 ただ、何のために王がいるのかを、伝えておきたかったんだ。 そしてぼくも、人々の絆を大事にできる立派な王になりたいと思っているよ。 |
シオン | そっか。そっか。オレはまだわかんないけど、マルスなら絶対なれると思うぜ! |
マルス | ありがとう。まだまだ遠い道のりだからね、気を引き締めて頑張るよ。 もし君が将来、やっぱり王になりたいと、考えを変えることがあれば・・・・・・。 そのときは、ぼくのすがたを思い出してくれ。 王を目指していたぼくが、どんな戦いをしていたかをね。 |
シオン | ああ、それならばっちりだぜ! これまでずっとマルスと一緒に戦ってきたからな。 まるすは大切な仲間だ。その勇姿を、忘れたりしないよ! |
マルス | ぼくも、君を見守り続けているからね。ぼくたちは、ずっと絆で結ばれた仲間だ。 |
シーダ
キャラクター | 会話内容 |
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シーダ | マルス様・・・・・・。ご無事ですか? |
マルス | うん、大丈夫。こんなところでやられるわけにはいかないよ。 君のほうこそ、怪我がなくてよかった。 君にもしものことがあったら、タリス王に申し訳が立たないからね。 |
シーダ | そんなこと・・・・・・。 |
マルス | それに、君を無事に元の世界ヘ送り届けたいというのは、ぼくの願いでもある。 本音を言えば、こんな敵の多い戦場に君が出撃するのだって、反対したいんだ。 |
シーダ | でも・・・・・・マルス様、今はー兵だって惜しい状況です。 わたし、戦力になっていませんか? |
マルス | いや・・・・・・すごく立派に戦えていると思う。 |
シーダ | よかった。なら・・・・・・。 |
マルス | だからこそ、心配なんだよ。 君が有能であればあるほど、前線に出て戦い・・・・・・誰かを傷つけることになる。 それは、戦いを嫌う君にとって、耐えがたいことなんじゃないかなって・・・・・・。 |
シーダ | そんなこと、言わないでください・・・・・・! わたしは、マルス様のそばで、マルス様のために戦えることを幸せに感じています! |
マルス | シーダ・・・・・・。嬉しいけど、前線に立つってことは危険な目に遭う可能性だって・・・・・・。 |
シーダ | それなら、わたしだけ安全な場所から見ていろって言うんですか!? |
マルス | そうは言ってないよ。でも、君がそれで傷ついたら、ぼくは堪えられないんだ! |
シーダ | それならマルス様は、わたしやみんなが戦っている間、城で待っていられますか!? |
マルス | それは! そんなことは、できるわけないじやないか・・・・・・! 君や・・・・・・みんなが傷つくかもしれないのに、自分だけただ待っているなんて・・・・・・! |
シーダ | わたしだって同じです! |
マルス | ・・・・・・! シーダ・・・・・・。 |
シーダ | ・・・・・・わたしがおそばにいないせいで、マルス様が倒れるようなことがあれば・・・・・・。 わたしは・・・・・・、自分自身を絶対に許すことができないと思います。 |
マルス | ・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうだね。ぼくも同じだ。だからこうして、一緒に戦っている。 |
シーダ | はい・・・・・・。決して、マルス様の気持ちがわからないわけじゃないんです。 感情的になってしまって、ごめんなさい。 |
マルス | いいんだ、すまない。ぼくも、言葉が強くなってしまった。 君のそばで、君を守りながら戦いたい。それが、今のぼくの願いだよ。 |
シーダ | 私の願いも同じです。マルス様のために、マルス様のおそばで戦い続け・・・・・・。 一日でも早くこの戦いを終わらせる。 |
マルス | シーダ、ぼくたちの想いは、同じだ。手を取り合って、前ヘと進もう。 ぼくたちの力で・・・・・・この戦いを終わらせよう! |
シーダ | ええ。マルス様、喜んでお供します。 |
チキ
キャラクター | 会話内容 |
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チキ | 見て! ふしぎなお家! チキたちの世界といろいろちがって、おもしろいなあ! |
マルス | ぼくたちの世界とは大きく違うみたいだね。改めて、異世界だと感じさせられるよ。 |
チキ | おじいちゃまも、こんな景色、見たことないよね? |
マルス | そうだね。 いくら長生きのバヌトゥとはいえ、ここに来たことはないだろうな。 |
チキ | いっしょだったら、よかったのに。見せてあげたかったな・・・・・・。 |
マルス | チキが、バヌトゥの分もいっぱい見て、帰ってから話してあげればいいんだよ。 チキのお上産話、バヌトゥもすごく喜ぶと思うよ。 |
チキ | うん! いっぱい見て、いっぱい話してあげる! あ・・・・・・でも、いつになったら帰れるのかな・・・・・・。 そのあいだ、おじいちゃま、チキがいなくって、さみしくないかな? |
マルス | うーん、バヌトゥも寂しがっているとは思うよ。 |
チキ | やっぱり・・・・・・。 |
マルス | でも、バヌトゥのそばには、今は仲間がいっぱいいる。 ぼくたちの、頼りになる仲間、友達がね。だから、きっと平気だよ。 チキはどうだい? 寂しいかな。 |
チキ | チキも・・・・・・さみしい。でも、おじいちゃまと、おんなじ! マルスおにいちゃんがいっしょだから、だいじょうぶ! ・・・・・・ずっと、いっしょだよね? |
マルス | ああ、もちろん。ぼくたちは、ずっとー緒だよ。 それにバヌトゥだって、みんなと一緒にぼくたちの帰りを待っているさ。 |
チキ | わかった! それなら、早くいっしょに帰れるようにしよう! |
マルス | その意気だよ、チキ。 敵の勢いは増すばかりで、これから先も激しい戦いになるだろう。 この国の人たちに協力して、早くこの戦いを終わらせよう。 |
チキ | うん! わたし、竜に変身して、敵をやっつけちゃうもん! |
マルス | はは、ぽくも負けていられないね。一緒に力を尽くそう。 みんなで立ち向かえば、どんな強敵だって倒せるはずだから。 |
チキ | マルスのおにいちゃんがいっしょなら、こわくなんてないよ! おにいちゃんも、チキがいればこわくない? |
マルス | ああ。チキは戦いになればすごく心強いからね。 異世界に来て、チキがー緒だとわかったとき・・・・・・少しほっとしたよ。 |
チキ | わたしも、おにいちゃんがいっしょでよかったなー。 おにいちゃんといっしょに旅ができるのは、たのしいから! |
マルス | そう言ってくれると、嬉しいな。この異世界の旅・・・・・・楽しく乗り越えよう! |
リン
キャラクター | 会話内容 |
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リン | マルスって、絵に描いたような王子様よね。白馬に跨ってそう。 |
マルス | 突然どうしたんだ、リンディス? |
リン | あ、全然悪い意味じゃないからね。ただ、振る舞いが立派だなあって思って。 どうしても自分と比ベてしまうのよね。私って、草原育ちだから。 公女とは名ぱかりで、責族らしさのかけらもないじゃない? |
マルス | そうは思わないけど・・・・・・、もしそうだとしても、気にする必要はないよ。 リンディスは、人の上に立つ者としての資質を立派に備えているから。 |
リン | ほんとに? 正直に言っていいのよ。 |
マルス | 君には、誰にも負けない意志の強さや弱者の気持ちを思いやる優しさがある。 それらは、見かけの礼儀作法なんかより、よっぽど大切なものだと思うよ。 |
リン | ・・・・・・ありがとう。マルスに言われると、すごく心強い。 |
マルス | 君の父君は、立派な長だったんだろう? その資質を、君も譲り受けたんだろうね。 |
リン | そうだったら、嬉しいな・・・・・・。 後は、母さんのおしとやかさや美しさも、譲り受けていたら文句なしだったのにね! |
マルス | おしとやかさとは違うかもしれないけど、リンディスも美しいと思う。 君の戦う姿は、草原を吹き渡る風のようで、まるで美しい舞を見ているようだよ。 |
リン | ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 |
マルス | リンディス? 気を悪くしたなら、すまない。 |
リン | ううん、してないから大丈夫! ちょっとびっくりしたの。 私の、大切な仲間のひとりと、同じようなことを言うものだから。 |
マルス | よかった。その仲間というのは、元の世界の・・・・・・? |
リン | ええ、エリウッドっていうの。貴族なんだけど、思いやりがある人で・・・・・・。 身分の怪しい私を最初から信じてくれて、いろいろ助けてくれた恩人なのよ。 私は貴族があんまり好きじゃなかったけどエリウッドと知り合って変わったわ。 |
マルス | たぶん彼も、リンディスと出会ってすぐに君が持つ魅力に気付いたんだと思うよ。 仲間になれば、なおさら強く感じられる。君を美しいと言ったのも本心からだ。 ぼくも、その人も、君を大切な仲間だと思うからこそ、出た言葉なんじゃないかな。 |
リン | 照れくさいことを、さらっと言うのね! ・・・・・・あなたがたくさんの仲間に慕われているのも、わかる気がする。 ねえ、マルス。私、あなたを目標にしていいかしら。 やっぱり貴族らしい振る舞いも身につけなきゃいけないし・・・・・・。 何より、自分のためじゃない、仲間のために振るうその剣を、私は目指したい。 |
マルス | 突然だね。・・・・・・それなら、ぼくも君を目標にしてもいいかな。 君の剣はしなやかで力強いし、その自由で強靱な意思を、ぼくは尊敬しているから。 |
リン | ・・・・・・いいわよ。それじゃ、これからはお互いを目標にして頑張りましょ? |
マルス | うん。共に戦い、共に強くなろう。これからもよろしく・・・・・・リンディス。 |
クロム
キャラクター | 会話内容 |
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クロム | くっ・・・・・・前に出過ぎたか? |
マルス | クロム!無事かい! |
クロム | ああ、すまない。・・・・・・!マルス、後ろだ! |
マルス | ありがとう。助けにきたのに、逆に助けられてしまって。 |
クロム | いや、元はと言えば俺のせいだ。 |
マルス | クロムのせいでは・・・・・・·。ともかく、今はここを切り抜よう! |
クロム | ああ!先程は助かった。どうも俺は戦いとなると、先走ってしまってな。それに引き換え、マルスは常に仲間を気づかって動いてくれている。 |
マルス | ぼくはただ、共に戦う仲間が機牲になるのを見過ごせないだけだよ。クロムこそ戦場では、いつも勇敢じゃないか。まるで、アリティアの建国者、アンリ王その人のようだよ。 |
クロム | アンリ王・・・・・・·?そんな存在と比較されるのは、畏れ多いな。とても俺はそんな器じゃないが・・・・・・。 |
マルス | いや、きっと、アンリ王のように、何かを成し遂げる力を持っているよ。 |
クロム | それを言うなら、マルスも古の英雄王たる立派な人物だと思う。 |
マルス | そうかな・・・・・・·。 |
クロム | ああ。帰ったらみんなに自慢できるぞ。俺はあのマルスと共に戦ったんだ、と。 |
マルス | でもぼくは、先程もあなたを助けることに夢中で、自分の危険に気付けなかった。みんなの思う英雄王として、相応しい働きができず申し訳ないと思う。 |
クロム | それは違う!! |
マルス | クロム・・・・・・?ごめん、気に障ることを言ったのなら—— |
クロム | いや、謝るのは俺のほうだ。俺は、俺たちは、英雄王という名前や、伝説に期待しているんじゃない。今のマルス自身を見て、信じているんだ。お前は英雄王たる人物だと。だから、そんなことを言わないでくれ。 |
マルス | クロム・・・・・・。ありがとう。そんな事を言ってくれたのはあなたが初めてだ。それでも、今のぼくはその伝説の英雄王にはまだ、遠く及ばないと思うんだ。 |
クロム | マルス・・・・・・ |
マルス | でも、それを申し訳ないと思ったり、君たちに遠慮したりするのはもうやめるよ。そして、いつか英雄王という名に恥じない人間になってみせる。それを、今ここで誓うよ。ぽくの目の前にいる、あなたに。 |
クロム | ああ・・・・・・!俺も誓おう。お前のように、優しく、勇敢な人間になることを。時代を越えた、お前との絆があれば、きっと成し遂げられる。互いの未来のため・・・・・・·次の戦いも、力を合わせて勝とう! |
マルス | ああ、ぼくらの剣で、道を切りひらいていこう! |
ルキナ
キャラクター | 会話内容 |
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ルキナ | マルス様!先程は、救援ありがとうございました!流石は伝説の英雄王・・・・・・同じ戦場に立てて、私、光栄です! |
マルス | ルキナ・・・・・・そんなに大したことはしていないよ。 |
ルキナ | いえ、私が危機に陥るや否や、颯爽と駆けつけてくださったではありませんか。仲間を助け、敵を討つ·····その姿はまさに英雄王そのものでした。数多の味方に慕われるだけでなく、時には敵さえも魅了したという・・・・・・。 |
マルス | 待ってくれ、ルキナ。いくらなんでもその伝説は誇張だろう。 |
ルキナ | 詩張などではありません!私はこの伝説が真実だと思います。マルス様は皆の希望そのものでした。だからこそ私は・・・・・・。マルス様のお姿を借り、その名に希望を懸けて戦い続けてきたんですから。 |
マルス | そ、そうか。でも、伝説とは違ったこともあるんじゃないか? |
ルキナ | え?そ、そうですね・・・・・・確かに、人柄は想像していたものと違いました。邪悪な竜を滅ぼしたと聞いていたせいか、厳しい武人のような方と思っていたんです。でも実際には、とても穏やかで、優しくて、仲間思いで・・・・・・。お話するだけで心が温かくなる、素敵な方だということがわかりました。 |
マルス | そこまで言われると・・・・・・。照れくさいのを通り越して、不思議な気分だよ |
ルキナ | ふふっ、そうやって飾らないお人柄なのも素晴らしいと思います。 |
マルス | だといいけど・・・・・・。そういえぼ、何でルキナはぼくの名を使っていたんだ?君だって立派な王女だったはずだ。名を偽らなくとも、人々を導けたんじゃないかな。 |
ルキナ | あの世界では、圧倒的な希望になれるような存在でなけれぱダメだったんです。私のいた世界は邪竜に支配され、絶望に覆われてしまっていて・・・・・・。民や仲閭の士気を上げるためには、そのお名前にすがるしかなかったんです。先程言ったとおり、マルス様は・・・・・・その伝説は、希望そのものでしたから。 |
マルス | そうか・・・・・・。ルキナは、本当に苦しい戦いを、経験してきたんだね。 |
ルキナ | ですが、マルス様のお名前にー番救われていたのは・・・・・・。私自身だったのかもしれません。マルスと名乗るだけで、まるで本当の英雄王になったように勇気が出たんです。・・・・・・ごめんなさい。お会いしたときから、ずっと謝らなければと思っていました。 |
マルス | 気にしないでよ。ぼくの名前が、君たちにとって役立つものであったなら、よかった。それに、君の活躍はきっと・・・・・・いや、必ずや英雄王の名に恥じないものだったと思う。 |
ルキナ | !ありがとうございます・・・・・・。マルス樣の存在は、私たちにとって本当に強い支えだったんです。今も・・・・・・。 |
マルス | でも、今の君を見ると、もうぼくの名前は必要なさそうに思えるな。君の持つ強さや、人としての魅力の前では、伝説も霞んでしまうよ。 |
ルキナ | そ、そんなことは・・・・・・。 |
マルス | ぼくも、君が目標とした英雄王に近づくため努力しないといけないね。この先に何が待つのかはわからないけれど、そのすべてを、乗り越えるためにも。 |
ルキナ | はい、ありがとうございます。私も、こうして共に戦わせていただく以上は・・・・・・。マルス様に少しでも近づけるように、精一杯、努力します。 |
マルス | うん、共に頑張ろう。お互いの未来のために! |
フレデリク
キャラクター | 会話内容 |
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フレデリク | マルス王子。それは私が片づけておきましょう。 |
マルス | ああ、頼んだよ。 ・・・・・・あ、すまない! このくらいのこと、自分でやらないとね。 |
フレデリク | そんな、お気遣いなく。このような仕事には慣れておりますので。 |
マルス | ははは、ありがとう。いつもの習慣でつい頼んでしまったんだ。 |
フレデリク | ・・・・・・なるほど、マルス王子のお側には優秀な従者がおられたのですね。 |
マルス | え? どうしてそう思うんだい? |
フレデリク | 信ずるに値する者が側にいればこそ、憂いなく身辺のことを頼むことができます。 おそらくマルス王子には、気が置けない素晴らしい従者がいたのでしよう。 |
マルス | そういうことか。確かにぼくの周りには、優秀な騎士たちがいるよ。 後見役のジェイガン、猪突猛進なカインと冷静沈着なアベルの二人組・・・・・・。 ぼくがここまでやってこれたのは、すべてみんなが頑張ってくれているおかげなんだ。 |
フレデリク | カイン殿とアベル殿というのは、もしや伝説の”猛牛”と”黒豹”では・・・・・・? 古の英雄王に仕えた、二人の驕士として私の時代にもその名が語り継がれています。 マルス王子と騎士の方々を結ぶ絆も、並々ならぬものだったのですね・・・・・・! |
マルス | それはよかったよ。二人とも伝説に名を残すに相応しい、素晴らしい騎土なんだ。 でも、フレデリクも彼らに匹敵するくらい、優秀で信頼に足る従者だと思うけどね。 君とクロムの関係も理想的じゃないかな。息が合っていて素晴らしい主従だよ。 |
フレデリク | こ、光栄です・・・・・・! しかし、理想という意味ではマルス王子も負けておられません。 主としての度量、そして他者を認める立派なお心は、まさに理想の主君と言えましょう。 |
マルス | 褒め過ぎだよ、フレデリク。でも主君と共にこの世界に来た君が、少しだけ羨ましいな。 |
フレデリク | 確かに、その点は幸運でしたね・・・・・・。 せめて、この世界にいる間は、マルス王子の従者に代わってお世話をさせてください。 たとえ主従でなくとも、私とマルス王子との間の信頼は不変のものですからね。 |
マルス | ありがとう。それじゃあ頼むよ。 ・・・・・・あ、今のはつい頼んだわけじゃないからね。 仲問として、君に力を貸してほしいということだよ。 |
フレデリク | はっ、わかっておりますとも。微力ながら尽くさせていただきます! |
マルス | その代わり、ぼくも君のために何かさせてほしいな。 君の仕事を手伝ったり、戦場では共に戦い、助け合ったり・・・・・・。 従者としての君でなく、仲間としての君と共に歩んでいきたいんだ。 |
フレデリク | ・・・・・・! ありがとうございます! マルス王子にそう言っていただけて光栄です。 これからも欠かさずお世話をさせていただきます! もちろん、仲間として。 |
マルス | ははは、ありがとう。よろしく頼むよ。これからも力を合わせ、乗り越えていこう。 |
フレデリク | はい。仲間として、共に励みましょう! |
リョウマ
キャラクター | 会話内容 |
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リョウマ | マルス王子は、若いのに立ち振る舞いがしっかりとしているな。 剣の腕も立っし······王族として非の打ち所がない。 |
マルス | リョウマ王子······!いいえ、とんでもありません。 こちらの世界に来てからも、己の未熟さを痛感してばかで······。 あなたのような強い王子になれるよう、努力しなくてはと思っていたところ です。 実は······ぼくは元の世界で祖国を奪われ、父と姉上すら失いました······。 ぼくに何も力がないばかりに、罪もない多くの者が······死んでいったんです。 戦う力と覚悟があれぱ······防げたかもしれなしれないのに······! |
リョウマ | ……!マルス王子も家族を失っていたのか。······俺と同じだ。 俺は幼い頃、目の前で父を失い……。カムイも奪われてしまった。 俺がもっと強ければ、そんなことは起こらなかったはずだ。 マルス王子の気持ちは痛いほどわかる。あのとき俺に、力があれぱ······! ······あの後、俺は誓った。皆を守れるような強い人間になると。 その誓いが、大切な白夜ときょうだいたちを守り抜くという覚悟を形作って いるんだ。 |
マルス | リョウマ王子も、父君を······。申し訳ありません。 ぽくは自分のことばかりで、あなたにそんな過去があったとは知らずに……。 |
リョウマ | いや、いいんだ。あのときの経験が、今の俺に繋がっている。 |
マルス | 話してくださってありがとうございますリョウマ王子、やはりあなたは強い 方だ。 力だけでなく心も······。僕はそんなあなたを目標にして、頑張っていきたい。 |
リョウマ | そうか。こうしてお前ほどの男に目標としてもらえるようになれたなら······。 俺も少しは強くなれたということだろう。ありがとう、マルス王子。 お前は、間違いなく立派な王になれる。俺が保証するまでもない。 |
マルス | そう言っていただけて、嬉しいです。 あなたに言われると、希望が湧いてきます。 |
リョウマ | マルス王子は俺より、ずっと立派な人物だ。 その若さで人を東ね、見事に軍を率い、闘いにおいても仲間を思うことを 忘れない。 俺のほうがマルス王子を手本として、成長しなけれぱと感じるくらいだ。 |
マルス | リョウマ王子に手本にしてもらうなんて、そんな……。 |
リョウマ | いいではないか。互いに学ぶべきところがあるということだろう? 俺は素晴らしい関係だと思うがな。 |
マルス | ……!そうですね。そのとおりだと思います。 |
リョウマ | 俺たちは二人とも、若くして父を失った。己の道は己で切り拓いていかねばならん。 これからも切磋琢磨し、お互いを高め合える仲でいようではないか。 |
マルス | はい、望むところです!よろしくお願いします、リヨウマ王子! 生まれた世界は違えど、境遇の似た僕たちが出会い、仲間となった……。 この絆は運命に違いありません。ふたりで歩んでいきましょう! |
リョウマ | ああ、共に王位を継がんとする身……、困難にも力を合わせて打ち克とう! |
マークス
キャラクター | 会話内容 |
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マルス | マークス王子、何をしているんですか? 戦いも終わったばかりだというのに、そんなふうに書類に筆を走らせて······。 |
マークス | む、マルス王子か。これは、先程の闘いを記録しているのだ。 王族として相応しい立ち振る舞いができていたか、確認する意味もある。 |
マルス | ぼくには、すばらしい立ち振る舞いをしているように見えましたよ。 そもそも、マークス王子の王族らしからぬ姿なんて、見たことがありません。 戦場でも、戦場以外でも、あなたの立派な立ち振る舞いは、ぼくにとって手本です。 |
マークス | そう言ってもらえると、ありがたいが······自分ではなかなか満足がいかなくてな。 立派だった父、ガロン王の姿を思い出すと、私などまだ未熟だと感じてしまう。 |
マルス | ヘえ······では、あなたの父君は、あなた以上に立派な方なんですね。 |
マークス | ああ。先頭に立って皆を率いていく、力強い王だった。 戦場でも常に最前線で闘い、しっかりと国を守っていたんだ。 |
マルス | 目標とすベき素晴らしい父君が側におられるなんて、羨ましい限りです。 |
マークス | そうだな······。今はもう、昔の話だが。 |
マルス | え? |
マークス | マルス王子の父君はどうなんだ? マルス王子の立ち振る舞いを見る限り、父君もさぞかし立派な王なのだろう? |
マルス | 実は······父は数年前、同盟国の救援に向かい、そのまま帰らぬ人に······。 |
マークス | ······!では、父君はすでに······。 そうとは知らず浅はかなことを言ってしまったな······すまない。 |
マルス | 浅はかだなんて、とんでもない。どうか気になさらないでください。 |
マークス | ······しかし、父君が立派な王だったというのは当たっていたようだな。 己の命を投げ打ってでも、民のために闘えるとは、まさに真の王だ。 そしてその意志は、間違いなくマルス王子の中に生き続けている。 仲間のため、アイトリスのため、自分の身を省みず闘っているではないか。 父君もきっと、その成長を頼もしく見守っているに違いない。 |
マルス | ありがとうございます······! 父を尊敬し、目標にしてきたので、もしそうだったら嬉しいです。 |
マークス | 私も、まだまだ努力を重ねなくては。マルス王子を見習ってな。 |
マルス | ですがマークス王子も、とても立派な方だと思います。 先程の戦いでも、まさにあなたの話すガロン王そのものの活躍でしたから。 |
マークス | そうか······。喜ばしい言葉をありがとう、マルス王子。 |
マルス | いえ、感じたままを言っただけです。 マークス王子、これからも、ぼくと王族のあるべき姿を語り合ってもらえませんか? あなたの話はためになりますし、何より、ぼくとあなたであれば······。 互いに高め合うことで、王族としてももっと成長できる気がするんです。 |
マークス | 喜んで付き合おう。私にも、もっとマルス王子の話を聞かせてほしい。 互いのことをさらに理解し合い、共に前に進みたいものだな。 |
セリカ
キャラクター | 会話内容 |
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セリカ | マルス、あなたの国はアカネイア大陸にあるのよね? |
マルス | そうだけど・・・・・・セリカは、アカネイアを知っているのかい? |
セリカ | 偶然かもしれないけれど、私の世界にも同じ名前の大陸があるの。 今は戦争は起きていないはずだけど・・・・・・。マルスの世界は今、大変な状況なのよね? |
マルス | うん・・・・・・。大変どころではない、深刻な状況だよ。 大陸全土を巻き込んだ戦争が起きていてね、ぼくの国も減ぼされてしまった・・・・・・。 なんとしても、自分の国を取り戻し、他の国々も救わないと・・・・・・! |
セリカ | やっぱり、マルスが戦っているのは暗黒戦争なの・・・・・・? |
マルス | ・・・・・・え? |
セリカ | あ、ううん・・・・・・なんでもないわ。単なる思い違いかもしれないから・・・・・・。 ただ、私が知っているアカネイア大陸でも少し前に大きな戦いがあったらしいの。 それは何年も続いた悲惨な戦いで、たくさんの人が犧牲になったそうよ。 あなたも同じように戦うつもりみたいだけど本当にそれが最善の手段なのかしら・・・・・・。 戦いは必ず機牲を生むわ。何か戦わずに収める方法はないの? |
マルス | そうだね。それができれば良かったんだけど・・・・・・。 残念ながら、話し合いに応じるような相手じゃないんだ。 アカネイアを救うため、ぼくの父は戦いに出て、命を落としてしまった。 だから、皆の希望をつなぐために、ぽくは戦わなければならない。 アリティアの王子として生まれた以上、父の遺志は、ぼくが継がないと・・・・・・! |
セリカ | どんな身分で生まれようとも、マルスはマルスじやない! あなたが戦うことで、新たな争いが生まれ、それが悲劇につながることだってあるわ。 それに、あなた自身、無事では済まないかもしれない・・・・・・! |
マルス | セリカ・・・・・・。それでもぼくは、戦うことを選ぶ。 |
セリカ | あなたを止めることは、できないの・・・・・・? |
マルス | 大切な人たちを守るため、立ち止まることはできないよ。 だけど・・・・・・セリカは、大切なことをぼくに気づかせてくれたみたいだ。 |
セリカ | ・・・・・・え? |
マルス | 戦いは必ず犧牲を生む。巻き込まれた民は希望どころか命すら失う危険にさらされる。 ・・・・・・長く戦場に身を置くうちに、僕はそんな当たり前のことを忘れていたかもしれない。 今は戦うしかないけれど、戦わないことの大切さも、しっかりと肝に銘じておくよ。 |
セリカ | マルス・・・・・・! そう言ってもらえると私もうれしい。 あなたのように民を思いやれる人なら、戦いの先に必ず平穏を取り戻せるわ。 私には何もできないけれど、せめて祈らせて。 あなたが無事に、目的を成し遂げられるように。 |
マルス | ありがとう、セリカ。君の思いに応えられるように頑張るよ。 |
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