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シオン
キャラクター | 会話内容 |
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ルフレ(男) | やったね、僕たちの勝ちだよ。作戦が上手くいってよかった。 |
シオン | 作戦じゃなくて、オレの働きのおかげだろ?敵をいっぱいやっつけたからな! |
ルフレ(男) | 君は、まだ僕の作戦を信用してないの?僕のことは認めてくれたと思ったんだけど。 |
シオン | いや、ルフレのことは、認めてるよ。ちゃんと戦場に出て一緒に戦うし。だけど、作戦を立てる軍師より、実際に戦って勝つ騎士のほうがかっこいいじゃん! |
ルフレ(男) | うーん、君はまだ戦術の重要性を理解できていないみたいだね。一度、戦術を学んでみないかい?何か気づくことがあるかもしれない。 |
シオン | 騎士になるのに、戦術なんていらないだろ?それよりも訓練してもっとつよくならなきゃな! |
ルフレ(男) | 残念だな。君は立派な騎士になるだけの素質を持ってるのに・・・・・・。真っ向から戦うだけなら戦術は不要だけど、そういう戦いばかりじゃない。例えば・・・・・・。こちらに強い騎士がいたとしても、敵軍に十倍の兵がいたら、勝利は難しいだろう? |
シオン | それは、そうだけど・・・・・・。 |
ルフレ(男) | でも、戦術を駆使すれば大軍にも勝てる。奇襲、挟撃、陽動・・・・・・手札は無数にあるよ。どうかな?武器を持って戦うのと同じくらい、戦術も重要だと思わないかい? |
シオン | だとしても!それを考えるのは軍師の仕事で、騎士には関係ないだろ? |
ルフレ(男) | いや、大いに関係があるんだよ。なせなら、軍師が示す戦術は常に未完成だからね。戦況は刻一刻と変わる。だから、前線では状況に応じて戦術を変える必要がある。そんなとき、前線の騎士が適切な判断をしてくれないと、戦術は上手くいかないよ。 |
シオン | う・・・・・・騎士も、ただ軍師の指示どおりに動くだけじゃダメってことか・・・・・・。 |
ルフレ(男) | うん。軍師は戦術の大筋しか示せない。実際に戦う者が戦術を完成させるんだよ。剣で仲間を守れる騎士が、さらに戦術でも仲間を守れるようになったら・・・・・・? |
シオン | まさか・・・・・・! |
ルフレ(男) | 軍師の戦術を理解し、武だけでなく頭脳でも仲間を守れる騎士・・・・・・。そう、それこそが、最高の騎士だよ! |
シオン | 最高の騎士・・・・・・!良い響きだ!よし、オレはそいつになってやるぜ! |
ルフレ(男) | その意気だ。君ならなれる・・・・・・いや、君にしかできないよ! |
シオン | そうと決まれば、オレに戦術を教えてくれ! |
ルフレ(男) | もちろんだとも。僕の知る限りの戦術を教えるよ。まず戦術とは何かから始まり、戦闘形態や陣形、兵科の特性、兵力の運用方法・・・・・・。 |
シオン | ま、待った!そんなに覚えるのか?もうちょっと簡単なやり方は・・・・・・。 |
ルフレ(男) | そうか・・・・・・君の騎士への情熱はその程度か。最高の騎士への道が示されたっていうのに。 |
シオン | むむ・・・・・・ルフレにそういわれちゃ、引けないぜ!よーし、やってやる!しっかし、ルフレは本当に何でも知ってるんだな。それこそ最高の軍師だ! |
ルフレ(男) | 何でも知ってるわけじゃないよ。僕だって、まだ最高の軍師を目指して勉強中さ。 |
シオン | それなら、一緒になろうぜ!最高の軍師と、最高の騎士に! |
ルフレ(男) | うんうん・・・・・・。君なら絶対になれるよ。騎士だけじゃない。立派な王にだって。 |
シオン | ん?何だって? |
ルフレ(男) | 何でもないよ。さあ、早速、始めよう! |
アンナ
キャラクター | 会話内容 |
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アンナ | はいはい、見ていってちょうだい!こっちの商品は、今だけ半額!あ!ルフレじゃない!あなたも見ていかない?いい品が入ってるわよ。 |
ルフレ(男) | アンナ。いいのかい?商売の邪魔にならないかな。 |
アンナ | ならないわよ!ルフレは友連だけど、大事なお客さんでもあるんだから。 |
ルフレ(男) | そっか。なら、遠慮なく。・・・・・・ヘえ、今日は武器の安売りをしてるんだね。 |
アンナ | うふふ、お得意様には特別サービス価格にしちゃうわよ。 |
ルフレ(男) | 本当かい?それは助かるな。・・・・・・ん、こっちの棚は全部半額なのか?・・・・・・おっ、この剣、すごく軽い。というか、オモチャみたいな・・・・・・。 |
アンナ | それはミステトィン!村の護身用の剣に伝説の剣士が名前を付けてくれたそうよ。 |
ルフレ(男) | 何だか、胡散臭い話だね・・・・・・。護身用なら、これだけ軽いのも頷けるけど。 |
アンナ | でも、振ってみると意外と威力はあるのよ。気になるなら貸し出しもできるけど。 |
ルフレ(男) | あはは・・・・・・遠慮しておくよ。なんか、無性に血が騒ぐ性格になりそうだから・・・・・・。・・・・・・む。こっちの槍は・・・・・・、ずいぶん派手だね。貝殻がついているのかい? |
アンナ | ・・・・・・む。こっちの槍は・・・・・・、ずい |
ルフレ(男) | それは・・・・・・南国槍サマーオブボンズね。知る人ぞ知る伝説級の搶よ。投げると真っ直ぐ飛んで、木すら貫くけど、持ち主はため息が多くなる効果が・・・・・・。 |
アンナ | 不思議な効果だね・・・・・・。こんなに貝殻がついてるのに投げ槍ってのも不思議だけど。 |
ルフレ(男) | あら、この槍から繰り出されるー撃は軍師すら倒すほどだって言うわよ? |
アンナ | 軍師って・・・・・・不吉だよ!でも、この世界の武器は、丈夫で品質のいいものばかりだね。 |
ルフレ(男) | 一振りで敵を何人も薙ぎ倒せるし、ずっと使ってても傷ひとつつかないよ。 |
アンナ | あら、ルフレのいた世界の武器はそうじゃなかったの? |
ルフレ(男) | うん。あっちの武器は、何度も使っていると、壊れちゃうんだ。 |
アンナ | ヘえ・・・・・・ルフレの世界の武器って、結構不便なのね。 |
ルフレ(男) | 大切に使おうと思うと、武器に愛着も湧くし、不便ってほどじゃないけどね。 |
アンナ | ・・・・・・もしかして、この世界の武器をあなたの世界に持っていけば、大儲けできる!? |
ルフレ(男) | えっ!?僕たちの世界に持っていくって、そんなことできるの? |
アンナ | 方法はこれから考えるけど・・・・・・、あなたがこの世界に来られたんだから、できるはず!それさえ何とかすれば、仕入れ元である私にはじゃんじゃんお金が入ってくるわ! |
ルフレ(男) | で、でも・・・・・・、敵の武器を消耗させるのも重要な戦術のひとつだからね。 |
アンナ | なるほど、誰もが喜んで買ってくれるとは限らない・・・・・・ってことね。きっと使いやすいし、ルフレたちもそのほうが助かると思うんだけどなあ。私、いつも助けてもらってるあなたに、何か返せないかなって考えてて・・・・・・。 |
ルフレ(男) | そんなことを考えてくれてたの?ありがとう、アンナ。君が、僕たちのことを思ってくれる素敵な人で、本当によかったよ。 |
アンナ | ほ、褒めても何も出ないわよ!・・・・・・でもミステルトィン、値下げしちゃおうかなあ。 |
ルフレ(男) | ・・・・・・いや、別に値下げされても、その剣は買わないからね? |
チキ
キャラクター | 会話内容 |
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チキ | ねえねえ、ルフレ!遊ぼー! |
ルフレ(男) | すう・・・・・・すう・・・・・・。 |
チキ | あれ・・・・・・?寝ちやってるの?ルフレー、お話したいことがあるんだよ! |
ルフレ(男) | すう・・・・・・すう・・・・・・。うーん、クロム・・・・・・、次の戦いでは・・・・・・。むにゃむにゃ。 |
チキ | ルフレからね、ときどきかんじるの。チキとおんなじちから・・・・・・なんでかなって。 |
ルフレ(男) | うーん・・・・・・ううっ・・・・・・!ク・・・・・・クロム・・・・・・! |
チキ | あれ?なんだかくるしそう・・・・・・。 |
ルフレ(男) | 共に・・・・・・生きたかったのに・・・・・・。 |
チキ | ルフレ、すごい汗かいてる・・・・・・!それにとっても、かなしそう・・・・・・。 |
ルフレ(男) | 僕は・・・・・・なぜ・・・・・・こんな・・・・・・! |
チキ | ルフレ!ねえ、起きて!だいじようぶなの?ルフレってば! |
ルフレ(男) | うっ・・・・・・うーん・・・・・・?夢・・・・・・か・・・・・・。あれ・・・・・・チキ? |
チキ | もう!しんじゃいそうな顔してるからしんぱいしたんだよ! |
ルフレ(男) | チキが起こしてくれたんだね。ありがとう。 |
チキ | 寝言で、クロムっていってたよ?どんなゆめだったの? |
ルフレ(男) | よく覚えていないんだけど・・・・・・、たまに見るんだ。とても怖い夢を。 |
チキ | そうなんだ・・・・・・。チキもね、こわいゆめを見ることあるよ。わたしが、けものになって・・・・・・みんなをおそって、ころしてしまうの。いや、やめてーってさけんで、目がさめて、そのたびに泣いちゃうんだ。 |
ルフレ(男) | チキがそんな夢に悩まされてたなんて知らなかったな・・・・・・。 |
チキ | だからチキね、ねむるのがイヤなの。また、こわいゆめを見る気がして・・・・・・。 |
ルフレ(男) | わかるよ、その気持ち。僕も同じ悪夢を何度も見ているから。 |
チキ | おなじだったんだね、ルフレも。・・・・・・あのね、ルフレってほかにもチキと似てるとこがあると思うの。 |
ルフレ(男) | 悪夢を見ること以外にかい?どういうところだろう。 |
チキ | うーんと、どこっていわれるとこまっちやうけど・・・・・・。ルフレを昔から知ってる気がするの。きょうだいみたいなかんじ・・・・・・かな? |
ルフレ(男) | なるほど・・・・・・確かに僕も、チキにそんな感覚を抱くことがあるよ。とても近いけど、対極にあるような、そんな矛盾した感覚だけど・・・・・・。 |
チキ | ふーん・・・・・・?よくわかんないけど、ルフレはチキにとってとくべつなの! |
ルフレ(男) | ははは、僕にとってもチキは特別だよ。話していて、すごく落ち着くし。ふたりでー緒にいれば、悪夢も怖くなくなるかもしれないね。 |
チキ | じゃあ、こんどいっしよに寝てくれる? |
ルフレ(男) | もちろん。チキが怖い夢を見ていたら、今度は僕が起こしてあげるよ。 |
チキ | わーい!チキも、ルフレがうなされてたらまた、おこしてあげるね! |
ルフレ(男) | でも、ふたりー緒なら、怖い夢じゃなくて楽しい夢を見られるんじゃないかな? |
チキ | それなら、ねむるのも楽しみになるね!ルフレ、ありがとう! |
リン
キャラクター | 会話内容 |
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リン | ルフレ、怪我はない?ふう・・・・・・無傷みたいね。 |
ルフレ(男) | おかげさまでね。リン、そんなに心配しなくて大丈夫だよ。軍師ってだけで頼りなく見えるのかもしれないけど・・・・・・。これでも戦場にはいつも出ているし、自分の身くらいは守って戦えるよ。 |
リン | あ、ごめん。そうだね。ついルフレのことを守らなきゃって気になっちゃうの。 |
ルフレ(男) | やっぱり守ってくれてたんだ?僕を気遣ったり、僕のほうに来る敵を食い止めたりしてくれてたよね。何か理由があるのかい? |
リン | もう完全に癖ね。元の世界では、いつも軍師をそばにおいて守りながら戦っていたから。そういう戦い方が染みついてるみたい。 |
ルフレ(男) | ヘえ・・・・・・。リンの仲間にも、軍師がいるんだね。 |
リン | ええ、あなたにも勝るとも劣らない、素晴らしい軍師がいる。しかも、雰囲気もどことなくあなたに似てるのよね。 |
ルフレ(男) | 僕に似ている、か。ちょっと会ってみたいな。優秀な軍師なら、それこそ戦術論を戦わせたり、新しい策の話をしたり・・・・・・。 |
リン | そうね、是非とも会わせたいところだけど、私の仲間の軍師は相当に無口なの。うまく話ができるかは、正直わからないわね。 |
ルフレ(男) | そんなにか・・・・・・。リンとは、ちゃんと話をするんだよね? |
リン | ええ、もちろん。でも無口な人だから・・・・・・。いちいち口に出さずに、みんながどこにどう動けぱ良いか示すこともあったわ。 |
ルフレ(男) | ええ!?どうやって? |
リン | それが、何となくわかるの。見えない矢印でもあるんじゃないかってくらい。 |
ルフレ(男) | 以心伝心というやつなのかな・・・・・・。実は物凄い軍師なんじゃないか? |
リン | どうだろう、わからない。でも、軍師は見習いらしいわ。 |
ルフレ(男) | 不思議な人だね。でもなぜだか、その軍師が他人には思えなくなってきたよ。 |
リン | そうでしょ?だからあなたのこともどうしても守りたくなるのよね。ルフレ、悪いけど戦場では私に守らせて。そのほうが落ち着くのよ、お願い! |
ルフレ(男) | うーん・・・・・・。リンにそこまで頼まれちゃ、仕方ないね。でも、僕だって、ただ君に守られてるわけにはいかないな。以心伝心で指示するその人みたいに、いや、それ以上に、立派な軍師になってみせるよ! |
リン | ええ、あなたなら、きっとなれるわ!私が保証する!でも、あなたがどんな立派な軍師になってもその背中はしっかり私に預けてもらうわよ? |
ルフレ(男) | もちろん、これからもよろしくね!頼りにしてるよ、リン! |
リン | ええ、任せてちょうだい!ルフレ、これからもよろしく! |
クロム
キャラクター | 会話内容 |
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クロム | しかし、まだ信じられんな・・・・・・。本当に俺の体から輝石が出てきたのか? |
ルフレ(男) | 近くで見てた僕だって驚いたよ。でも、もう受け入れるしかないと思うな。 |
クロム | そうは言うが、前に司祭が話してくれたこの国の伝承を、お前も覚えているだろう? |
ルフレ(男) | 確か、『異界から現れし英雄こそが覚醒の鍵となる輝石を持つ』・・・・・・って。 |
クロム | そうだ。英雄だぞ?俺はそんな大層な人問じゃないんだが。 |
ルフレ(男) | ふふっ、そうかな?この世界に来る前からクロムはすでに英雄だったと思うけど。 |
クロム | やめてくれよ、ルフレ。イーリスの状況を思い出してみろ。もし俺が本当に英雄なら、イーリスの皆はあんなに苦労していない。俺にもっと力があれば・・・・・・。 |
ルフレ(男) | 過去はともかく、僕が出会ったときの君は何もしていないなんてことはなかったよ。みんなを守るために、全力で戦っていたじゃないか。そんなクロムのことを、人々も、自警団のみんなも頼りにしてたはずだよ。 |
クロム | しかし俺は、イーリスが抱える問題に対して明確な答えを見出すことができなかった。前の戦争以来、皆が苦しんできたが、その間、俺は何もできなかったんだ・・・・・・。それどころか、いっも皆を心配させて迷惑をかけてばかり・・・・・・情けない話だ・・・・・・。 |
ルフレ(男) | 迷惑だとか情けないだとか・・・・・・そんなこと、誰も思ってないよ!目の前に倒れている人がいれば助ける。それが、クロムのやり方なんだろう?あの時、素性のわからない僕を、訳もなく信じて助けてくれたように・・・・・・! |
クロム | ・・・・・・ああ。誰に何と言われても、このやり方しか俺にはできない。 |
ルフレ(男) | そんな真っ直ぐなクロムだからこそ、みんなも信じたい、支えたいって思うんだ!これは私見だけど・・・・・・。英雄とは、完璧な人間という意味じゃない。周りの人を巻き込んで、導いていく存在、そういう者こそが英雄だと思うんだ。 |
クロム | ・・・・・・裏を返せぱ、周りに人がいなけれぱ英雄もただの人、ということか? |
ルフレ(男) | うん。そういう解釈なら十分、クロムにも英雄の資格はあるだろう? |
クロム | 確かに・・・・・・!俺はー人では何もできんからな! |
ルフレ(男) | そこは自信があるんだね・・・・・・。 |
クロム | 事実、ルフレにもずいぶん助けられている。いや、助けられているどころではないな。俺にはお前という存在が必要不可欠なんだ。もはや、お前なしでは勝てる気がしない! |
ルフレ(男) | そ、そこまで言われると、くすぐったいけど・・・・・・。そうやって、仲間を信じてくれる君は、やっぱり僕たちにとっての英雄だよ。だからこの世界に来て、クロムが英雄に選ぱれたことを、僕は誇りに思う。 |
クロム | ならば俺も、英雄と呼ばれるに相応しい人間にならなければならんな。まずは、この国の危機を救うことからだ!ついてきてくれるな、ルフレ。 |
ルフレ(男) | もちろん!君の目指す未来が、僕の歩む道になる。 |
クロム | お前と俺は、互いの半身。一心同体だ! |
ルフレ(男) | ああ、クロム。僕が君の背中を守ろう! |
カムイ(女)
キャラクター | 会話内容 |
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ルフレ(男) | 生きていると、いろんなところで選択を迫られるよね。 そのとき、運命みたいな大きな力によって選ばされてるって感じたことはない? |
カムイ(女) | どういうことでしょう? |
ルフレ(男) | 自分で選んでいるように見えて、実は何かに導かれてるってことだよ。 |
カムイ(女) | わかりませんが・・・・・・、何だか恐ろしい話のように感じます。 ルフレさんは、そう感じたことがあるんですか? |
ルフレ(男) | いや、何となくそう思っただけ。運命なんて誰にもわからないからね。 でも、本当に自分で出した答えなのか。・・・・・・その疑問は尽きないよ。 |
カムイ(女) | そう言われると、気になりますが・・・・・・私は自分の意志を信じています。 何かに導かれたことであっても、その先は自分で決めて行動したいんです。 そうしたら、自分の道は、自分の選んだ答えに繋がっていくと思います! |
ルフレ(男) | ヘえ、なるほどなあ。そういう考えも、アリだね。 |
カムイ(女) | それに、もし私の意志に介入できる、人智の及ぽぬ神のような存在がいたとしても・・・・・・。 私はそんな存在に匹敵する力を得て、立ち向かいますよ! |
ルフレ(男) | 神の干渉をも覆す存在になればいい、ということだね。 |
カムイ(女) | ルフレさんは違うんですか? |
ルフレ(男) | うーん・・・・・・。僕は、どんな選択でも、最後の最後には自分で選びたいな。 |
カムイ(女) | 最後の最後に、とは? |
ルフレ(男) | たとえ何らかの介在があったとしても・・・・・・。 最終的には、自分の意志で、自分が考え抜いた選択を、したいんだ。 その先に何が待っていたとしても、後悔しないようにね。 だから、僕が欲しいのは・・・・・・運命の流れをも撥ね退ける力だよ。 |
カムイ(女) | そういう考え方もいいですね。何というか、あなたらしいです。 私は、自分の意志で進みたい。 |
ルフレ(男) | 僕は、自分の意志で選びたい。 僕とカムイは、自分の意志をどう使うかが違うのかもしれないね。 突きつけられた運命に対して、どうやって立ち向かっていくのかが。 僕は軍師で、君は王族だから。 |
カムイ(女) | ふふ、確かにそうですね。でも私もあなたも、選択するには結局、自分の意志がー番大事だと考えていますよね。 だからこそ、私たちは互いに互いの選択を助けることができると思うんです。 |
ルフレ(男) | うん、そのとおりだ。僕は、君が道を選ぷ前に、君に助言できる。 カムイが、悔いのない選択を掴み取れるように、全力で手助けするよ。 |
カムイ(女) | 私も、ルフレさんが道を選んだ後、あなたの歩みを助けましょう。 自分の選択を悔やむことのないように、真っ直ぐ進む支えとなってみせます。 |
ルフレ(男) | はは、カムイがそう言うなら安心だね。 君とー緒なら、何でもできそうだ。これからも、よろしく頼むよ。 |
カムイ(女) | はい、こちらこそお願いします。この先も、楽しみですね。 |
マークス
キャラクター | 会話内容 |
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マークス | ルフレ、軍議の資料の宇が以前より綺麗になったな。練習でもしたのか? |
ルフレ(男) | あっ、はい!今までは、文字なんて読めれば十分だと思ってたんですが······。 マークス様の書いた文字を見てわかったんです。 資料を読むときの効率が全然違うって! |
マークス | そうか。ルフレのその向上心······。私の臣下たちにも見習ってほしいものだ。 私にはラズワルドとビエリという、ふたりの臣下がいるが、どちらも手のかかる者でな。 |
ルフレ(男) | どちらも、ですか。どんなふうに手ががかかるんですか? |
マークス | ラズワルドは、困ったことにナンパが大好きでな······。 有能だし、書類仕事もできなくはないのだ。ただ、目を離すとすぐにナンパに出かける! |
ルフレ(男) | それはすごいですね······。 じやあ、ピエリさんという方にお教えになればいいのでは······。 |
マークス | ピエリはピエリで、そもそも黙って座っていることができるかどうかも怪しい。 戦闘になれぱ、本当に頼りになるのだが、書類仕事は······。 |
ルフレ(男) | ······じやあ、ラズワルドさんのナンパを許可するしかないかもしれませんね。 息抜き程度なら構わないのでは?しっかり仕事をしてもらう代わりに。 |
マークス | 私も最初は、そう思ったんだ!·····。実際に、仕事ははかどった。 しかし、王城兵がナンバをしていると、次々苦情が入るようになってな·····。 |
ルフレ(男) | 苦労されているんですね、マークス様。 |
マークス | ナンパ癖を直す策があれぱいいのだが。何か、ないだろうか。 |
ルフレ(男) | 難しいですね······でも、なんだか他人事じやない気がするので、考えてみましょう。 ······例えば、よりモテそうな人とー緒にナンパに行かせて、自信を失わせるとか? それこそ、マークス様が同行すれば、効果は覿面ですよ、きっと! |
マークス | 私にナンパができると思うか?自慢ではないがー度もしたことはない。 |
ルフレ(男) | で、ですよね。失礼しました。 とすると······そうです!こういうのはどうですか、マークス様! 常に可愛い女性とー緒に仕事をさせることで気をそらしてナンパを防ぐんです。 |
マークス | なるほど······。しかし、あのナンパ好きの気がそれるほどの女性がいるだろうか? |
ルフレ(男) | ラズワルドさんが次にナンパした方を、ラズワルドさんの仕事仲間として······。 しばらく雇ってしまえぱいいんですよ。うん、いけそうな気がしてきました! |
マークス | ····ルフレにそう言われると、上手くいく気がしてくるな。早速、試してみよう! |
ルフレ(男) | ええ、きっと成功しますよ!何だか、この案には絶対の自信があるんです! |
マークス | ああ。ルフレに相談して正解だった。お前は本当に頼りになる。 ルフレの言葉には人の心を動かす、不思議な力があるな。 |
ルフレ(男) | いえいえ、マークス様に頼りにされるなんて、本当に光栄ですよ。 僕でよかったら、いつでも、いくらでも知恵を貸しますから。 |
マークス | 礼を言う。また何かあったら頼むぞ。 |
レオン
キャラクター | 会話内容 |
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レオン | はあ······僕の負けだ、ルフレ。見事にやられたよ。 |
ルフレ(男) | 正直、今のは負けたかと思ったけど······、紙一重の勝利だったね。 |
レオン | 悔しいな······間違っていたのは64手目か?あそこで右側から挟撃できてれば······。 |
ルフレ(男) | 実は、そこは僕の読みどおりさ。挟撃をわざと誘ってから、防ぐように動く。 イーリスでは、実戦で使われたことのある戦術なんだよ。 |
レオン | この戦術を実戦で?······なるほど、防がれるわけだ。 このゲームをやるのは初めてなんだろう?ルールも複雑なのに、流石だよ、ルフレは。 |
ルフレ(男) | 昔から似たようなことをやっていたからね。盤面を戦場に見立てて、駒を動かすんだよ。 |
レオン | それを言うなら僕だって、この手のものには少しばかり自信があったんだ。 暗夜にはチェスっていう、これによく似たゲームがあるんだけど······。 僕はきようだいの中でもー番強かった。ルフレが相手でも負けないと思ったのに。 でも、次はこうはいかないさ。よければ、もうひと勝負どうだい? |
ルフレ(男) | いくらでも付き合うよ、レオン。君と戦うのは、すごく面白いし······。 勝負を通じて、互いを高め合えるような気がするんだ。 |
レオン | うん、僕もそう思うよ。さあ、駒を並ベ直すとしよう。 今度はさっきのようには読ませないよ。僕だって、暗夜で戦術を学んできたんだ。 |
ルフレ(男) | 暗夜の戦術、か······。すごく興味があるよ。 さっきの戦い、最後は僕の戦術が上手くいったけど、かなり際どい勝負だった。 読み切れない手もいくつかあったし······、あれが、暗夜の戦術なのかな。 実戦で君のような指揮官と相対していたらどうなることか、想像もしたくないよ。 |
レオン | それは僕の台詞だよ。というか······勝者に言われると嫌味にしか聞こえないんだけど。 |
ルフレ(男) | 本気で言ってるんだよ。 ······あのさ、レオン。もしよかったら、暗夜の戦術を教えてくれない? |
レオン | 何それ。これから戦おうって相手に手の内をさらせっていうの? |
ルフレ(男) | そ、そんな邪な理由じやないよ!ただ純粋に、興味があるんだ。 それに、多くの戦術を学んでおけば戦場で取れる行動の幅も広がるしね。 |
レオン | ······わかったよ。 ルフレはみんなの命を預かる軍師だし、未知の戦術を学ぶ重要性はわかってる。 |
ルフレ(男) | 本当かい、レオン! |
レオン | ただし、次のゲーム、僕に勝ったらね。勝負に負けたままじや、終われない。 |
ルフレ(男) | そう来たか······。これは僕も負けられないね。 さっき以上に白熱した戦いになりそうで、楽しみだよ。 |
レオン | ヘえ、楽しみだね。その気概がいつまで続くか見ものだよ。 さてと、駒も並ベ終わったことだし·····。勝負を始めようか、ルフレ。 僕が勝ったその時は、さっきの台詞、心の底から言ってもらうからね。 |
ルフレ(男) | ······ああ、望むところさ、レオン。軍師の力、見せてあげるよ! |
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